アニメーション美術監督。 1974年生まれ、三重県出身。大学では油画を専攻後、アニメーションの背景会社に入社。 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『パプリカ』などの美術監督補佐を経て、現在はフリーランスの美術監督として活躍。『Angel Beats!』『花咲くいろは』『TARI TARI』『凪のあすから』『Charlotte』など、数多くのP.A.WORKS作品の背景美術を手掛ける。
リスト::アニメーションスタッフ
chusingura.hatenablog.jp前回の日記で触れた『駒田蒸留所へようこそ』。制作したのは、富山県に本社を置くアニメスタジオのP.A.WORKSだ。アニメスタジオは、ほぼ東京に一極集中する中、P.A.WORKSは地方の富山から全世界に向けて、ハイクオリティのアニメを次々と送り出しており、個人的に応援したいスタジオの一つだ。 そのP.A.WORKSが初めて元請けとして制作したTVアニメが『true tears』で、昨年放送15周年を迎えたということもあり、その舞台である城端方面にも行ってみることにした。城端へは、今回で10年ぶり2回目の訪問だった。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); アニメーション映画 アリスとテレスのまぼろし工場 アリスとテレスのまぼろし工場 『アリスとテレスのまぼろし工場』とは あらすじ 登場人物 菊入正宗 佐上睦実 五実 笹倉大輔 新田篤史 仙波康成 園部裕子 原陽菜 安見玲奈 佐上衛 菊入時宗 主題歌 難解作品 タイトルに込められた意味は? "変化は悪" は現代社会への強烈なアンチテーゼ 『アリスとテレスのまぼろし工場』とは 『アリスとテレスのまぼろし工場』は、日本のアニメーション映画。 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの脚本家とし…
毎週月曜日恒例にしたい『亀の歩みより遅い⁉️エンタメ遅報』のコーナーです‼️ 今回も先週1週間のエンタメ関連の報道・情報に関して振り返って行こうかの カエルくん(以下カエル) 先週も決算シーズンということもあり、経済的なニュースが多くなっています 亀爺(以下亀) 色々と新しい動きもありそうなので、そちらにも要注目といったところかの カエル「それでは、早速記事を始めましょう!」 先週のエンタメ遅報はこちら blog.monogatarukame.net この記事が面白かったり、感想があればTweet、ブックマークをお願いします! 映画関連 『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』がメガヒットス…
前回 kujira16.hateblo.jp 前回の訪問からの出来事 前に熊野市を訪れたのは2018年の春だったので、凪のあすからの放送開始から4.5周年くらいの時期だったということになります。凪のあすからは放送当時は爆発的に人気を博したわけではなかったと思うのですが、ファンには今でも根強い人気があり、放送から何年も経ってからも展示会の開催や新規イラストの公開、新規グッズの販売などが行われていました。 2019年(放送開始からだいたい6年)の「色づく世界の明日から」とのコラボレーション展 【色づく×凪あす展示会のお知らせ】篠原俊哉監督×ピーエーワークスの2作品がコラボレーション!有楽町マルイに…
2023年の新作映画の感想です。『アステロイド・シティ』『春に散る』『アリストテレスのまぼろし工場』『PATHAAN/パターン』『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェル・ダスト)』の感想です。 No.83【アステロイド・シティ】 77点 本作は、「アステロイド・シティ」という架空の舞台劇の製作舞台裏を取り扱ったドキュメンタリーという、前作『フレンチ・ディスパッチ』同様、非常に複雑な入れ子構造映画になってる。 ウェス・アンダーソンの映画は、完璧な構図に拘った人工的なつくりの映画で、俳優の演技も非常に人工的。生々しさは排され、アンダーソンの好きな綺麗なものしかない。本作はそこに非常に自覚的な…
【表紙】 ・長澤礼子(葬送のフリーレン) 【イラスト】 ・AQUASTAR Inc.(Paradox Live THE ANIMATION) ・りお(ウマ娘プリティーダービー Season3) ・松本昌子(オーバーテイク!) ・片桐貴悠(ブルバスター) ・Lesprit(ビックリメン) ・朝井聖子(るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー) ・竹田直樹(ダンジョン飯) ・明珍宇作(陰の実力者になりたくて! 2nd season) ・戸井田珠里(機動戦士ガンダム 水星の魔女) ・堀口悠紀子(22/7 あの子とわたし SEASON2) ・原口渉(ラグナクリムゾン) ・阪野日香莉(はめつのおうこく) 【インタ…
週末の朝、アリオ柏にあるTOHOシネマズ柏に行きました。 休日9時前の時間帯、ロビーにはけっこう人がいました。 この日の上映スケジュール。この日は、21作品・22種類の上映が行われていました。 この日観るのは「アリスとテレスのまぼろし工場」(9月15日(金)公開)。3回目の鑑賞になります。 上映は144+2席のスクリーン2。お客さんは15~20人くらいだったでしょうか。 繰り返し観ても、鮮やかで圧倒的な作画と、生々しい感情を描く脚本の巧みさに引きつけられる作品でした。まだ理解が追い付かないところはありますが、回数を重ねるにつれて、だんだんと理解できる(分かったような気になる)部分が増えて、より…
〇 岡田麿里が監督を務める2作目のアニメーション作品。主題歌は中島みゆき。 〇 予告編 〇 概要 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズの脚本などを手掛けてきた岡田麿里が、『さよならの朝に約束の花をかざろう』に続いて2作目の監督を務めるアニメーション。 スタッフ 監督・原作・脚本:岡田麿里、副監督:平松禎史、キャラクターデザイン:石井百合子、演出チーフ:城所聖明、美術監督:東地和生、色彩設計:鷲田知子、3Dディレクター:小川耕平、撮影監督:淡輪雄介、編集:高橋歩、音楽:横山克、製作プロデューサー:木村誠、アニメーションプロデューサー:野田楓子、橘内諒太、企画・プロデューサー:大塚…
©新見伏製鐵保存会 youtu.be●スタッフ脚本・監督:岡田麿里/副監督:平松禎史/キャラクターデザイン:石井百合子/演出チーフ:城所聖明/美術監督:東地和生/色彩設計:鷲田知子/3Dディレクター:小川耕平/撮影監督:淡輪雄介/編集:髙橋歩/音楽:横山克/音響監督:明田川仁/音響制作:dugout/製作プロデューサー:木村誠/アニメーションプロデューサー:野田楓子・橘内諒太/企画・プロデューサー:大塚学制作会社:MAPPA●キャラクター&キャスト菊入正宗:榎木淳弥/佐上睦実:上田麗奈/五実:久野美咲/笹倉大輔:八代拓/新田篤史:畠中祐/仙波康成:小林大紀/園部裕子:齋藤彩夏/原陽菜:河瀨茉希…
週末の午前、MOVIX柏の葉に行きました。 朝9時半ちょっと前の時間帯、ロビーにはけっこうお客さんがいました。 この日の上映スケジュールの一部。この日は29作品・31種類の上映が行われていました。 この日観るのは、「アリスとテレスのまぼろし工場」(9月15日(金)公開)。この数日前にMOVIX亀有で観ましたが、再び観に行ってみました。 上映は103+2席のシアター6。お客さんは10~15人ほどでした。 (しばらく前に配布されていた別バージョンのチラシ) 数日前に最初に観た時よりも、登場人物の心の動きなどに理解、共感できる部分が多くあり、より心に刺さりました。前回はなかったのですが、涙腺が緩むシ…
*このレビューはネタバレを含みます。必ず作品本編をご覧になってからこの記事をお読みください。 『アリスとテレスのまぼろし工場』公式HPより引用 ©︎新見伏製鐵保存会 maboroshi.movie www.youtube.com 岡田麿里2作目の監督作品となる『アリスとテレスのまぼろし工場』(以下『まぼろし工場』)。本作には,内的・外的閉塞感や停滞感,そこからの離脱といった,これまでの岡田作品で描かれてきた自意識の問題がいっそう色濃く表れている。わかりやすいエンタメ要素で希釈することなく,いわば“岡田エッセンス”の原液を提示した本作は,決して口当たりのよい娯楽作品とは言い難いが,それだけに岡田…
「アリスとテレスのまぼろし工場」を見ました。前情報は「脚本・監督 岡田麿里」、「美術監督 東地和生」という事だけです。 映画「アリスとテレスのまぼろし工場」|maboroshi 「さよならの朝に約束の花をかざろう」が好きだったので見ることにしました。さよ朝の感想は以下から。 https://matsudamper.hatenablog.jp/entry/2018/03/14/120627 特典のやつ 感想 さよ朝の時に思っていましたが、特殊な条件を作ってその時に人の感情、特に好きという感情がどう動くかを考察して作品にする人だなと思いました。 さよ朝の時は年齢が止まって子供だけ成長していく時にど…
以上、『アリスとテレスのまぼろし工場』(2023:岡田麿里)より 『アリスとテレスのまぼろし工場』(2023:岡田麿里)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン2にて見る。1000円。 製鉄所の事故により世界から隔離され、時も止まってしまった町。毎日の繰り返し、いつまでも冬、中学3年生は10年経っても中学3年生。 状況が状況だから、全体的にどんよりと暗い。主人公の説明的モノローグで進む語り口も沈んでいる。気持ちが滅入ってしまう。 岡田麿里作品は、脚本を担当した『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(2017:三木孝浩)、『惡の華』(2019:井口昇)、『空の青さを知る人よ』(2019:長井…
ランキング参加中映画 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] ストーリー 製鉄所の爆発事故によって全ての出口を閉ざされ、時まで止まってしまった町。いつか元に戻れるように「何も変えてはいけない」というルールができた。変化を禁じられた住民たちは、鬱屈とした日々を過ごしている。中学3年生の菊入正宗は、謎めいた同級生・佐上睦実に導かれて足を踏み入れた製鉄所の第五高炉で、野生の狼のような少女・五実と出会う。 スタッフ 監督・原作・脚本 岡田麿里副監督 平松禎史キャラクターデザイ・総作画監督 石井百合子美術監督 東地和生音楽 横山克 2023年製作/111分/G/日本 今回はネタバレスレスレの…
※本記事は映画『アリスとテレスのまぼろし工場』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください 本記事の態度 ・『アリテレ』は岡田麿里的な作品の集大成だが傑作ではない ・『true tears』『凪のあすから』『あの花』『空の青さ~』『フラクタル』あたりのマッシュアップな感じはある ・ところどころ面白いところもある ・とはいえトンチキなところも多いが ・というか背景担当の東地和生がいなければ生まれなかった作品である ・岡田麿里はセカイ系ではなく「セカイ系の亜種」といったほうがいい ・それはそれとして作品の感覚に首肯はできない ・性表現に関しては岡田麿里だから~というのは思考停止ではないか ・性…