？〜天慶3年（940年） 日本の平安時代中期の豪族。藤原玄茂の一族と言われている。 常陸国東部の霞ヶ浦沿岸地方を中心に勢力を誇っていた。
日本史の平安時代と聞くと、貴族社会で穏やかなイメージを持つかもしれません。しかし平安時代は武士が成長した時代でもあり、戦乱も決して少なくありませんでした。 この記事では、その戦乱の中でも特に有名な平将門の乱と藤原純友の乱を解説します。併せて、武士が成長した背景も押さえましょう。 武士団の形成 朝廷の武官が成長した 国衙軍が武士になった 開発領主による武装 平将門の乱 平将門とは 反乱が起こった原因 反乱の流れと結果 藤原純友の乱 藤原純友とは 反乱の流れと結果 「承平天慶の乱」について 武士団の形成 イメージ画像 平将門の乱や藤原純友の乱を説明する前に、武士が成長した背景を先に押さえたほうが理…
上（かみ）下（しも）共ども、私欲に塗（まみ）れているのなら、坂東はこの将門がもらう 文句があるか！ 平将門（たいらのまさかど）の乱 平将門の乱は、突発的に始まった無計画な乱であったと筆者は考えている。 平将門の乱は、平安時代中期、天慶（てんぎょう）二年（939年）に平将門が関八州の国府を襲撃掌握し、自らを「新皇（しんのう）」と称した乱。 また、時を同じく承平（じょうへい）六年（936）伊予国（愛媛県）日振島（ひぶりじま）を根拠地として瀬戸内海全域を支配下に治めた元伊予掾（じょう）（伊予国府三等官）であった藤原純友（ふじわらのすみとも）が起こした乱と合わせて「承平天慶の乱」と呼ぶ。 昨今のNHK…
・延長8年(930) 9.22 醍醐天皇の譲位により、寛明親王が践祚した(朱雀天皇)。藤原忠平に政事を摂行させた。(『山槐記』) ・延長8年(930) 9.22 左大臣,藤原忠平は摂政に任じられた。(『山槐記』) ・延長9年(931) ?.? 平高望の子息,良兼と、その甥,将門の仲が決裂した。(『将門記略』) 〔参考〕『将門記』によれば、対立の原因は女性であったという。 〔参考〕『今昔物語集』によれば、将門の父,良持(良将)の田畑の相続が争いの原因であったという。 ・承平1年(931) 7.19 宇多院は崩御した。(『貞信公記』) ※宇多天皇の代の後ほどから、天皇に対する諡は「〇院」とすること…
