『二条河原の落書き』とも。
建武政権の頃の落書。政治の混乱ぶりを伝える歴史的資料として知られる。
語呂がいいためか、『必殺仕事人IV』ではこれをもじってオープニングナレーションとしていた。一般的にはそちらのほうがよく知られていると思われる。
此比都ニハヤル物 夜討、強盗、謀綸旨 召人、早馬、虚騒動 生頚、還俗、自由出家 俄大名、迷者、安堵、恩賞、虚軍 本領ハナルヽ訴訟人、文書入タル細葛、 追従、讒人、禅律僧、 下克上スル成出者 器用ノ堪否沙汰モナク、モルヽ人ナキ決断所 キツケヌ冠、上ノキヌ、持モナラハヌ笏持テ 内裏マジハリ珍シヤ、賢者カホナル伝奏ハ 我モ々ヽトミユレドモ、巧ナリケル詐ハ ヲロカナルニヤヲトルラム… バサラ扇ノ五骨、ヒロコシヤセ馬薄小袖… 京鎌倉ヲコキマセテ、一座ソロハヌエセ連歌 在々所々ノ歌連歌、点者ニナラヌ人ソナキ 譜第非成ノ差別ナク、自由狼藉ノ世界也