かつて存在した木曽福島町が設立した郷土館で、昭和44年(1969)5月1日の開館。 そもそもは、木曽福島町の合併前の前身である福島町の福島小学校内の一角に郷土資料を収集した郷土館が設けられたのが最初という。その後、昭和42年(1967)に福島町と新開村が合併して木曽福島町が誕生し、小学校に在った郷土館を発展させて新たに設立された。現在は、平成17年(2005)に木曽福島町と日義村、開田村、三岳村が合併した木曽町の所管となっている。 木曾谷は、古くは源義仲の本拠地であり、中世以降は義仲の流れと称する木曾氏が一帯を支配し、戦国時代にはこの木曽福島に本拠地が置かれていた。江戸時代に入ってからも、木曾…