客観的裏付けがないのに「人気度ナンバー1」などとうたう誇大な広告が横行している。商品やサービスを選ぶ重要な判断基準となるだけに、監視の強化が必要だ。 ナンバー1広告は本来、企業や商品、サービスが、何らかの基準で比較して、他社より優れていることを示す広告手法である。公平で客観的な調査や、売上高などの具体的な指標を使って、その出典を明示すべきものだ。 しかし、印象だけで「満足度」などを尋ね、広告に利用するような悪質な事例が後を絶たない。 日本広告審査機構(JARO)には、「勝手に業界ナンバー1をうたっている」「何についてのナンバー1かわからない」といった苦情や相談が、2019年度からの4年間で、3…