『雅歌⑧ 何よりも強い愛』 Ⅰ、はじめに Ⅱ、受肉した神への愛と信頼 Ⅲ、何よりも強い愛 Ⅳ、再臨の希望とそれまでの生き方 Ⅴ、おわりに Ⅰ、はじめに (左:クリムト「りんごの木」、中央:クリムト「生命の木」、右:ゴッホ「ぶどう園」 ・前回までのまとめ: 雅歌はおそらく紀元前10~6世紀のソロモンから南北王国分裂時代にかけてつくられた文書。ラビ・アキバが「全世界も雅歌がイスラエルに与えられた日と同じ価値を持たない。すべての諸書は聖なるものであるが、雅歌はその中でも最も聖なるものである。」と述べ、ヤムニア会議で聖書正典に含まれる。 解釈は大きく四つに分かれる。①象徴的解釈(神とエクレシア(教会・…