「青森ねぶた祭」は秋田竿燈まつり、仙台七夕まつりと共に東北三大祭りと称され、毎年100万人以上の観客が集まる国内でも有名な夏祭りの一つです。 この祭りの魅力は、その巨大な灯籠・ねぶたにあります。 その起源は奈良時代にまで遡り、七夕祭りの一環として行われた灯籠流しの進化形とも言われています。 明治時代に入ると、青森では人形を模した灯籠(ねぶた)が流行し、次第に大型化していきました。 現在見られる形のねぶたは戦後に確立し、昭和55年には国の重要無形民俗文化財にも指定されました。 ねぶたという名前の由来は、方言で「眠たい」を意味する「ねぶたい」が語源であり、「ねむりながし」という眠気を払いのける習俗…