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飯嶋洋治
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飯嶋洋治

(一般)
【いいじまようじ】
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自動車ライター飯嶋洋治のブログ•3日前

自動車の基礎知識（52）サスペンションに求められる役割（1）乗り心地

クルマを評価する際に非常に重要になるのが「乗り心地」という要素です。クルマの場合、タイヤとボディがサスペンションによって弾性を持ってつながっているからこそ生まれてくるものです。もっとも、乗り物に必ずサスペンションが必要かというと、そうともいい切れません。サスペンションの無い（ことが多い）一番身近な例として自転車が挙げられます。 競技用のBMXはサスペンションが無いが、タイヤと足腰で受け止めることでジャンプなどをこなす 自転車の場合はサスペンションが無い、とは言っても、自転車に乗る人間自身に優秀なサスペンションが装着されているということを忘れてはいけません。それは足首や膝です。例えば、自転車に乗…

関連ブログ

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•12日前

自動車の基礎知識（51）クルマの中でサスペンションとはどのようなものか？

出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業新聞） クルマは動力（エンジンや電気モーター）を持っています。ただ、動力あるだけでは走ることはできません。その動力をどうにかして路面に伝えなければならないからです。まず、動力をタイヤまで伝えるシステム（駆動系）が必要になります。それによってタイヤ（駆動輪）を回せれば、補助輪を組み合わせて一応クルマが動くようになります。構成としてはオートバイは駆動輪1+補助輪1、クルマは駆動輪2+補助輪2が一般的になります。 ただし、人やものの輸送に使うとなると、これだけでは足りません。すべての路面が平坦であるわけではないからです。路面の凹凸が、タイヤを通じてそのま…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•21日前

今まで履いたタイヤをちょっとだけ解説＆インプレッション「ケンダKR20A」

2021年頃によく履いていたのがKENDA KR20Aでした。 NB6CロードスターからE36BMW318isの初期まで、割とよく履いたタイヤが台湾製のKENDA KR20Aです。当時(今も…)私の回りはNA、NBロードスターが多く、その中で私は何を履いたらいいのかわからない状態の中、勧められたのがこのタイヤです。 https://www.kendajp.com/car/lineup/item/kr20a/ KENDA社としてはスポーツタイヤの位置づけになります。トレッドパターンを見るといびつな形のセンターリブ（同社ウェブサイトにはセンターグルーブと書いてありますがおそらく勘違いでしょう）に目…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•1ヶ月前

MT派のこだわり？ヒール＆トウをメカニズムから考える

webモーターマガジンより。（撮影 飯嶋洋治） ドライブトレーンの重要パーツはドランスミッションでしょう。現在はATが当たり前になり、完全にMTを駆逐してしまったように見えます。ATは多段化し高性能化が進みました。複雑な機構を用いることによりコストが高いのがデメリットでしたが、普及したことによって少数生産のMTよりもかえってコストが低くなる場合もあります。 とは言っても、MTを操る楽しさはクルマのドライビングを語る上で重要な部分であるのも事実。そこで使用するドライビングテクニックの代表的なものがヒール＆トウですが、これをトランスミッションの構造という面から軽く？考えてみたいと思います。 通常コ…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•1ヶ月前

自動車の基礎知識（50）代表的な4WDの仕組み（後編）

現代の4WD車の多くは、厳密なセンターデフを用いるものが主流ではなくなっています。多くはセンターデフをビスカスカップリングLSDのみで代用しており、これをスタンバイ4WDと呼んでいます。機構そのものは古くからあるものです。 出展：続・自動車メカニズムの基礎知識 高橋康夫著 （日刊工業新聞社） 基本構成は、FFをベースにしてフロントトランスファーにプロペラシャフトをつなぎリヤまで駆動力をもってきます。そのままではいわゆる直結4WDになってしまいますが、そうならないようにビスカスLSDを装着します。 フルタイム4WDでは、常に前後輪に駆動力が伝えられますが、ビスカスLSDのみの場合は、基本はFFで…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•2ヶ月前

DTMチャレンジ第3戦参戦記

写真：SUNRISE Blvd.Ikebukuro 10月14日（月・祝）、筑波サーキットでDTMチャレンジ第3戦（主催：サンライズブルーバード池袋）に参加してきました。基本、欧州車によるレースで、クラス1が2000cc以下、クラス2がそれ以上というクラス分けになります。私のBMW318isは1900ccなのでクラス1。事実上、BMW（E36とE46）のクラスとなります。私は、第1戦は参加していませんが、3月20日の第2戦に続き今年2戦目となります。前戦が予選3位、決勝3位でした。 ・前戦回のレポートはこちらです。 yoiijima.hatenablog.com エントリーリストを確認すると今…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•2ヶ月前

自動車の基礎知識（49）代表的な4WDの仕組み（前編）

現代では、4WD（4輪駆動、AWDとも）がいわゆるジープタイプのクルマだけでなく、乗用車やスポーツカーにまで採用されるようになっています。文字通り4輪の駆動力を無駄なく路面に伝えることにより、特に悪路や滑りやすい路面では大きな力を発揮します。 出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業新聞） 4WDのシステムを大きく分類すると、パートタイム式とフルタイム式に分けられます。パートタイム式は通常2WD（主にFF）で走行し、滑りやすい路面のときだけトランスファーによって4WDに切り替えるシステムを持っています。 なぜこのようなことをするかというと、パートタイムの場合にはセンターデフがないために、…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•2ヶ月前

自動車の基礎知識（48）シャフトとジョイントの構造

クルマは駆動力を伝えるために、プロペラシャフトやドライブシャフトを使っています。FR（フロントエンジン/後輪駆動）や4WDの場合、プロペラシャフトはトランスミッションからリヤのデフまでエンジンの駆動力を伝達しなければなりません。デフから左右のタイヤへの伝達はドライブシャフトで行います。 出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業新聞） FRやMR（ミッドエンジン/後輪駆動）の場合は、フロントタイヤは空転して舵を受け持つだけで、リアタイヤは基本的に舵の機能はありません。プロペラシャフトは、基本的にはストレートですし、ジョイントに大きな角度がつかないので技術的問題は少ないです。 ただFF（フロ…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•3ヶ月前

自動車の基礎知識（47）LSD（リミテッドスリップデフ）とは？

前回、デフは1輪でもスリップしてしまうと、駆動力がかからなくなると書きました。曲がりやすいメリットはあるのですが、条件によってはデメリットも生じます。それを解消するのがLSD（リミテッドスリップデフ）です。 yoiijima.hatenablog.com LSDには、大きく分けて湿式多板式（クラッチプレート式）とビスカスカップリング式があります。前者はデフ内部に摩擦によって圧着するクラッチプレートを仕様しています。駆動力（トルク）がかかったときにこれが圧着され、左右の車軸を直結（デフのない状態）に近くできます。そのためにトルク感応式と呼ばれます。 出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•3ヶ月前

自動車の基礎知識（46）デフ（デファレンシャルギヤ）とは？・後編

出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業新聞） 前回ではカーブを曲がるためにはデフ（差動装置）が必要だと書きました。ここではそれがどのような構造になっているのかを見ていきます。 デフはデフケースの中に入っていますが、それはドライブシャフトにつながるサイドギヤと、その間に入ってサイドギヤからの入力を受けるピニオンギヤがあります。 ピニオンギヤは、デフケースに固定されたピニオンシャフトに取り付けられて、自転できるようになっています。デフケースの周囲にはエンジンからの駆動力を受けるリングギヤ（ファイナルドリブンギヤ）が付いています。 リングギヤがトランスミッションからのアウトプットシャフト（F…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•4ヶ月前

自動車の基礎知識（45）デフ（デファレンシャルギヤ）とは？・前編

出典：自動車サスペンションの基礎知識（日刊工業新聞） トランスミッションでエンジンの回転は変速されますが、その回転をタイヤに伝える役割をするのがデフ（デファレンシャルギヤ）です。デフから左右の駆動輪にドライブシャフトを通じて回転が伝わることによりタイヤが回転します。 ただ、駆動を伝えるだけならば、トランスミッションからの出力をファイナルギヤに伝えて、それを1本のシャフトで左右輪に伝えればいいようにも思えますが、コーナリングを考えた場合には、それだけでは不都合です。 曲がるときには、外側のタイヤと内側のタイヤの走行する距離が異なります。左右輪の距離（トレッド幅）がありますから、外側の距離の方が長…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•4ヶ月前

富士スピードウェイで蘇武喜和選手のパーソナルトレーニングを受けました。

8月6日、富士スピードウェイでレーシングドライバーの蘇武喜和選手のプライベートレッスンを受けてきました。プロから個人的にちゃんとドライビングを指導されるというのははじめての経験となりました。 当日は、まず私のクルマ（E36 BMW318is）を蘇武選手にドライビングしてもらい基本タイムを出していただいた後、私がドライビングするという段取りです。その様子を蘇武選手がリアルタイムでビデオチェックしながら、無線でやり取りをして走りを矯正していくスタイルでした。以下は修正前の走りです。 www.youtube.com データロガー（デジスパイス）で走行データもチェックできるので、かなり合理的、先進的な…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•4ヶ月前

自動車の基礎知識（44）DCTの構造と特徴

出典：続・自動車メカニズムの基礎知識（日刊工業新聞） MTとATの良いところを併せ持つとも言える機構にDCT（デュアルクラッチトランスミッション）があります。この名称は開発したゲトラグ社のもので、たとえばフォルクスワーゲン社ではDGG、三菱自動車ではツインクラッチSSTなどと呼ばれますが、基本構造は同じ機構です。 この機構はアクセルとブレーキのみの2ペダルドライブが可能ということではATと同様ですが、トルクコンバーターを用いず、素早いシフトチェンジが可能ということではMT以上という構造になっています。 もう少し詳しく説明します。DCTはトランスミッション内部に奇数段（1速、3速、5速）用のギヤ…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•4ヶ月前

自動車の基礎知識（43）CVT（無段変速機）の構造と特徴

出典：続・自動車メカニズムの基礎知識（日刊工業新聞） CVT（無段変速機、連続可変変速機）は広義にはATですが、トランスミッションケース内の構造はコンベンショナルなATとは違います。ATはケース内にギヤがありますが、CVTはギヤではなく2つのプーリーとベルトがあります。イメージとしては自転車のペダルに回されるギヤと、タイヤ側のギヤ、それとチェーンの関係に近いと思います。 ベルトは2つのプーリーにかけられており、走行状態によってプーリーの直経を無段階に変化させて変速します。 具体的にはプーリーにベルト溝があり、ベルトが挟み込まれる形になります。この溝は、ベルトがスムーズに動くようにテーパー状にな…

自動車ライター飯嶋洋治のブログ•4ヶ月前

タイムばかりにこだわらないでサーキットを走ると楽しいです。

どうしてもサーキットに行くとタイムにこだわりがちですが、同じくらいの速さのクルマといっしょに走るのも楽しいです。練習にはこのほうがいいのかもしれません。 www.youtube.com ランキング参加中自動車 ランキング参加中読書 ランキング参加中YouTube モ-タ-スポ-ツのためのチュ-ニング入門 作者:飯嶋 洋治 グランプリ出版 Amazon サーキット走行入門 3訂版 作者:飯塚 昭三 グランプリ出版 Amazon