ミュージシャン。 はちみつぱい、ムーンライダーズのメンバー。 ヴァイオリン、トランペット、フラットマンドリン、 コーラス、ヴォーカル他を担当。
1950年12月21日 神奈川県 生まれ。愛称は「くじら」。
かぐや姫「神田川」のイントロの印象的なヴァイオリンは武川の即興。
ムーンライダーズの武川雅寛のライブ盤。リリースされてからしばらく経ってしまいましたがやっと手にしました。こちらもApple Musicで聴いてはいたので果たしてCDを買うべきかどうか悩んでいたんですが、やはりサブスクは一過性のもの。物理的所有の確実性には敵わないということで、手にしてしまいました。 大病から復帰後、声が潰れてドスの効いた歌声になってしまった。ムーンライダーズの復活ライブでも終末感を演出するかのようで非常に痛々しかったんですが、実際はそんな中でも声のバリエーションを出して歌い切っていて、このライブでも最早それが味のようになってきています。曲によっては怖い歌声なんですが、概ね気にな…
ムーンライダーズの武川雅寛さんが新作を出してくれました。これは一言で言って「死の匂い」がします。 題名からして生死を彷徨った期間から取られているし、何より掠れたボーカルが痛々しい、というより迫力がある。これはドスが効いていて怖いですが、何と言ってもお昼寝系の方なので音楽はリラックスしている。というより涅槃の音楽だな。 何かに似ているなと思ったらトム・ウェイツでした。酔いどれではないですが、あのハスキーな、というより捻り出すような人間業ではない妖怪のような声。そこまで行かないまでも音の感覚とボーカルのもたらす雰囲気が絶妙なバランスで、そこに鬼気迫る迫力が伴う。 でも武川雅寛の音楽にはそんなネガテ…
ライブ会場限定で販売されていた武川雅寛のセッション集が通販でも販売を開始しました。 3曲入りの音源集で武川雅寛と夏秋文尚とのセッション2曲と本人によるデモが1曲。完全なボーナス音源ですが、佇まいは湘南の海から届いた手紙のようです。こうした旅人みたいな作品がとても似合う人ですね。新作が非常によかったので期待していましたが、タイトルがないことからも分かるように、これは完全にマニア向け。とはいえ難解なものでは一切ないし、音質もいい。今のライダーズメンバーの充実ぶりを表すかのようです。そういえば鈴木慶一も今週サントラを出すんですよね。 ここ最近の夏秋文尚はディジュリドゥに凝っているみたいで、『Mask…
怒濤の西伊豆一泊旅行から帰宅して朝からサッカーを観てちょっと疲れたなと思いつつ武川雅寛の新作を聴いています。これはいい! ジョージ・ハリスンがビートルズ解散後に、鈴木茂がはっぴいえんど解散後に痛快なソロを発表したのと同じく、武川雅寛はムーンライダーズの最良の部分を切り取ってその勢いのまま充実作を手にしましたね。今回は歌もの中心という話だったので期待はしていましたが、想像以上にポップでいい曲の多いアルバムです。人柄のなせる技か、参加アーティストも多彩で、それぞれにいい演奏をしています。高橋幸宏もそうですが、やっぱりバンドの中でかすがいになっているような人は、いざという時に総力を結集していいアルバ…
☟ハルビン731部隊首領A級戦犯近衛文麿首相と非合法共産党伯爵剥奪土方与志派と加藤登紀子歌手&藤本夫妻反日赤軍 【ハルビン交響楽団(ハルビンこうきょうがくだん、哈爾濱交響管弦楽団)】は、かつて満州国のハルビン(現中華人民共和国黒竜江省の都市)にあったオーケストラ。東支鉄道交響楽団の後身[1]。⚠️朝比奈隆が1944年から1945年まで指揮者を務めたことで知られる[2]。 略歴 1925年 - 東支鉄道交響楽団のロシア人演奏家を中心とした「日露交歓交響管弦楽演奏会」が東京・歌舞伎座で4夜連続で開かれ、全国各地でも巡演した(指揮・⚠️山田耕筰〔戦時中、日本帰化申請許否ガントレット一家 関学大校歌山…
12月27日にEX THEATER ROPPONGIへムーンライダーズの『80年代のムーンライダーズvol.1』を見に行ってきました。 10月に恵比寿でムーンライダーズのライブを久しぶりに見て、次回は80年代縛りのセットリストになるということで楽しみにしていました。EX THEATER ROPPONGIは以前にKIRINJIのライブで来たことがあります。KIRINJIのときはオールスタンディングで今回は椅子がありました。 ライブは『ANIMAL INDEX』の1曲目の『悲しいしらせ』でスタート。たこ八郎の死について歌った曲だと思いながら聞いていたのですが、後になって考えてみるとアンコールの2曲…
この日のムーンライダーズ、全部よかったなー全曲よかったなー全瞬間攻めてたなー!!!!1曲が1回のライブに相当するぐらいドラマに満ちてて、毎曲走馬灯回しまくる勢いでいろんなこと思いながら聴いてるんだけど、終わってみれば「凄いライブだったな…」と息切れ切れでやっと言うのみ。はーーーー凄かった…。 2021年6月の"THE SUPER MOON"のとき以来、2年半ぶりのEX THEATER ROPPONGI。(余談になるけど前回のEXシアターのときはまだ優介・澤部がライブの固定メンバーではなかったことを考えると、この2年半の間にもムーンライダーズはものすごい変貌を遂げているな…。あのライブに退院翌日…
恒例、ムーンライダーズの数名によるトーク&ライヴ。12/27に予定されているムーンライダーズの今年最後のライブが『80年代のムーンライダーズ』というタイトルになっていて、今回はそれに向けてのpreトーク&ライヴという位置づけ。メンバーが、博文さんくじらさん夏秋さん澤部さんって、ちょっとレアよね。 「moonridersの数名による二、三の事柄 『80年代のムーンライダーズ~preトーク&ライヴ』」2023年12月16日(土)下北沢ニュー風知空知出演:鈴木博文、武川雅寛、夏秋文尚、澤部渡時間:開場16時30分/開演17時チケット:4,900円+ドリンク代600円*今回は配信の予定はございません …
96年リリースの20周年記念アルバムで、文句なしの傑作。ほとんど捨て曲なしですが、9曲目の「オー何テユー事ナンダロウ」まではイキっぱなし。ここまでポップに突き抜けたアルバムはそうそうないと思います。まるで一本の映画を観ているようだ。 とにかく曲がいいので、例えば「ニットキャップマン」で糸井重里が詞を書いていたり、矢野顕子がボーカルで参加していたり、あるいは「僕は負けそうだ」で直枝政弘が参加していたり、といったことが吹き飛んでしまう勢いがあります。 これまでの作品への細かいオマージュもあって楽しいんですが、とにかく楽曲のクオリティで突っ走るのが痛快。何度聴いても飽きないのが素晴らしい。「ニットキ…
95年という暗い年にリリースされたこの作品はひたすら沈鬱で難解な印象があり、聴き返すこともほとんどありませんでした。そしてその印象は今回聴いても左程変わりません。これはきついアルバムだ。 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件に加えてメンバーの武川雅寛がハイジャックに遭遇して一瞬とはいえ死の恐怖に直面した。これはやっぱり不穏な出来事だし、その状況を意識するとどうしても作品は沈んでいってしまう。これは時代が産んだものだと捉えるしかないでしょう。 とはいえやっぱりこのアルバムはキラー・チューンには欠けるし、聴いていて重くなってしまうので、特別な価値を見出すことは残念ながら出来ません。これはきっとこれから…
10月9日に恵比寿ザ・ガーデンホールにムーンライダーズのライブを見に行ってきました。ムーンライダーズのライブを見るのは2014年の日本青年館以来だと思います、 ガーデンシネマでは昔、ウッディ・アレンの映画を見た記憶があるのですが、恵比寿ザ・ガーデンホールには初めて行きました。ドリンク代が別途必要でソフトドリンクとビール、缶チューハイが選択できるようになっていました。ビールはやはりヱビスでした。ロビーでヱビスを飲んでいたら日野日出志の漫画が描かれたトートバッグを持っている人がいて驚きました。そこは蛭子能収じゃないのかとツッコみたい気分になりました。 ライブのチケットは当日に発券することにしていて…
EBISU JAMと銘打った恵比寿ザ・ガーデンホールでの4日連続ライブイベントの、4日目がムーンライダーズ。(ちなみに10/6は渡辺香津美トリオ、10/7は佐藤浩市「役者唄」、10/8はSKYE(鈴木茂・小原礼・林立夫・松任谷正隆)だった。)最近多かった、何かのアルバム名が冠されているライブではなかったので、何を演るのかな?とわりとフラットな気持ちで当日会場へ。 ~YEBISU GARDEN PLACE 29th ANNIVERSARY WEEK SPECIAL PRESENTATION!~[DAY 4]2023/10/09(月・祝)東京・恵比寿ザ・ガーデンホール開場16:30 開演17:00…
No.3287(再)【今日の1枚】「とにかくここがパラダイス」 先日、WOWOWでおれの好きなムーンライダーズの2020年開催のライブを放映していた。ムーンライダーズは日本最古のバンドで全員70歳を超えている。見るとヴァイオリンとトランペット担当の武川雅寛も全力で演奏していた。ちょっと感慨深い。 メンバーの武川雅寛は搭乗した飛行機がハイジャックに遭ったり、大動脈解離を発症し回復するなど劇的な人生をおくってきたアーティストだ。そんな武川が1982年に発表したアルバム「とにかくここがパラダイス」はインストゥメンタルだが、おれの永年の愛聴盤だ。 武川雅寛の名前は知らなくとも、南こうせつとかぐや姫の名…
Headphone Concert 2022藤田恵美 タワーレコード Amazon スタジオ録音とライブ録音には、それぞれメリットとデメリットがある。スタジオでは、音響的に理想的な条件の下で高音質で録音できる。何テイクも重ね、部分的なパッチワークも加え、完成度をとことん高められる。その一方で、ライブのような、観客との有言無言のコミュニケートからもたらされる、音楽的な感興の高まりとは無縁だ。ライブ収録は、そうしたヴィヴットな緊張感から生み出される音楽性は獲得できるが、音の品格が低い。会場に広く拡声するためのPAの音が被ってしまい、鈍重な音になる。そうであるならば、この二つのメリットを合体できない…
.entry-og-description { display:none; } 昨年、『It's the moooonriders』で完全復活ののろしを上げた“現存する日本最古のロック・バンド”=moonriders。メンバー全員が卓越したコンポーザーでありながら、最新アルバム『Happenings Nine Months Time Ago in June 2022』は、なんと全編インプロビゼーションでのセッションで構成された作品だ。ミニマルやアンビエント、さらには即興にボーカルを乗せた歌モノまで、ハプニングを力にするライダーズでしかなし得ない仕上がり。鈴木慶一(写真左)と白井良明(同中央)、…