『まいまいつぶろ』村木嵐 幻冬舎2023年5月25日 第1刷発行2023年12月15日 第12刷発行 新聞の広告でみかけて、気になった。図書館で予約しようかと思ったら、ものすごい数の予約者だったので本屋で購入。 帯には、”第9代将軍徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。第170回 直木賞候補作第12回 日本歴史時代作家協会賞 作品賞受賞第13回 本屋が選ぶ時代小説大賞 受賞 口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれた君主がいた。常にそばに控えるのは、 ただ一人 彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。だが、兵庫の口を経…