日本の詩人。『磔刑の夏』、『音楽・切手の366日』など。
1924年生まれ。横浜市出身。兵役を経て文筆活動に入る(戦中より詩作はしている)。 第一次「ユリイカ」の編集に携わる。 草鹿宏の名でジュニア向けノンフィクションを多数執筆。 創価学会員。 2009年『戦中戦後 詩的時代の証言』で桑原武夫学芸賞受賞。
タイトル タイトル(掲載誌) 出版者 荒地詩集・1953年版 近代文学 東京 : 近代文学社 現代詩の革命について--危機の自覚 文学 東京 : 岩波書店 l 抒情詩の革命と未来--小野十三郎「詩論」について 短歌俳句研究 / 新日本文学会短歌俳句委員会 編 東京 : 伊藤書店 l 壺井繁治論 詩学 東京 : 詩学社 小野十三郎論 詩学 東京 : 詩学社 金子光晴集 詩学 東京 : 詩学社 戦後詩の主題 詩学 東京 : 詩学社 志沢正躬を悼む--さびしい夏 詩学 東京 : 詩学社 不躾な金子光晴論 詩学 東京 : 詩学社 求道者トルストイの最期--「真理…私は大いに愛している」 潮 / 潮出版…
2023年の読書メーター読んだ本の数:130読んだページ数:33957ナイス数:749人が人を罰するということ ――自由と責任の哲学入門 (ちくま新書 1768)の感想議論の展開がダイナミックで目からウロコ。素晴らしい。読了日:12月26日 著者:山口 尚別れの色彩 (新潮クレスト・ブックス)の感想独特の重みがあって読み応えがある。読了日:12月26日 著者:ベルンハルト・シュリンク職場のメンタルヘルス・マネジメント ――産業医が教える考え方と実践 (ちくま新書 1714)の感想知ってることばかりだった。読了日:12月20日 著者:川村 孝日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか (光文社新書 12…
言葉たちに 戦後詩私史 作者:平林 敏彦 港の人 Amazon 詩人平林敏彦の詩歴や交遊録をつづったもの。戦後詩壇において大きな存在感を持ちながら、30年間沈黙し、その後また詩作を再開した著者の来歴が記されている。また、戦後詩壇における様々な詩人との交友が記されている。基本的に資料的価値のある本なのだと思う。冒頭のエッセイは文学的価値が比較的高いと思われるが、内容はありきたりであり、むしろ私などは積極的に反論したくなる類のものだ。 詩が青春や抵抗にダイレクトに結び付けられることには、私はかなりの違和感を持っている。熟年や老年の詩もあるし、抵抗よりも受忍している詩もある。私ぐらいの歳になるとむし…
2014年~2015年、季刊詩誌『びーぐる』に投稿した書評を転載します。 「私たちは、つながっている」詩集『錦繍植物園』中島真悠子著 土曜美術社出版販売 定価(本体2000円+税) 血だらけの「あなたの指」が、「私の皮膚」を剥ぎとって、夜ごと刺繍していく・・・タイトルポエムの「錦繍植物園」を読みながら、白い肌の上に熱帯性の植物の蔓や毛根が繁茂していく眩惑に、しばし捕らわれていた。イメージの生々しさに圧倒される。 「あなた」とは誰だろう。夜になると中島の元を訪れる、もう一人の私(「ハイド」「水棲の部屋」)。見えざる者たちに囲まれて「繕いをしながら/朝と夜を溶け合わせることを目論んでいた」私(「閉…