作家:暮田マキネさん 6年前、病気療養という名の厄介払いで田舎町にきた御曹司である鼎と庭師の息子である瑞希、二人は親友です。とにかく瑞希がいい奴で、過去に鼎を庇って大けがを負い、背中には酷い傷跡を残しています。端正な顔立ちの優等生鼎は女子にモテモテだけど、鼎の関心は瑞希にしかありません。親友として、喘息を抱える鼎の傍にいつもいる瑞希は女子の嫉妬の対象にもなります。そんな瑞希が女子と何気ない会話をしている姿(鼎への告白サポートを頼まれたりも含む)に嫉妬する鼎。なんてゆうか、瑞希が気の毒です。めちゃめちゃいい奴、優しい子なのに... 鼎の内心は重すぎます。「お前の世界の住人が僕一人じゃないことを思…