佐紀高塚古墳 ヒシアゲ古墳から西へ向かう道は狭く、一度平城宮跡まで戻って、佐紀盾列古墳群の西群に向かう。佐紀石塚山古墳(成務天皇陵)、佐紀陵山古墳(日葉酢媛陵墓)、五社神古墳(神功皇后陵)と共に西群を構成し、その最も南に位置するのが佐紀高塚古墳(称徳天皇陵)である。墳丘長が127mの前方後円墳で、前方部を西方向に向け、南北を主軸とする西群の他古墳とは直交する。この写真では、正面に前方部、森の奥に後円部が位置する。 佐紀高塚古墳 佐紀高塚古墳の築造は古墳時代前期後半の4世紀代と推定されているが、被葬者は不明である。宮内庁により「高野陵(たかののみささぎ)」として称徳天皇陵に治定されている。『続日…