冬型の天気図となったこの日、「託麻」の付く場所をクロモリロードバイクであちこち廻った。 色付く県庁プロムナード 熊本市民にとって「託麻」という地名は馴染みのあるものだが、熊本市内に「託麻」が含まれる住所はないのだ。 そもそも地名の「託麻」は、明治になって制定された「託麻郡」が起源となっている。 明治12年(1879)に発足した託麻郡の郡域は広く、現在の白川以南の中央区、南区の一部(およそ近見、日吉、南高江、元三町より北東)、それに東区の大部分であった。 明治29年(1896)には、その託麻郡と西隣の飽田郡が合併して「飽託郡」となり、しばらく続いた。 昭和30年(1955)に、旧・託麻郡の東部に…