2月17日、宝生能楽堂へ、「二月 宝生会定期公演(午前の部)」を観に行ってきました。 -「西王母」西王母が今井基さん、侍女(子方ちゃん)が宗形龍之介くん、帝王が舘田善博さん、大臣が則久英志さん&野口能弘さん、官人が野村太一郎くん、笛が槻宅聡さん、小鼓が曽和伊喜夫さん、大鼓が大倉栄太郎さん、太鼓が林雄一郎さん。-囃子方登場&作り物設置に始まり、作り物搬出&囃子方退出までが、蜃気楼のように出現した都の中のできごとのようでした。-帝や女神や臣下たちが語ったり舞ったりするのも、長い時の流れの中で森や湖ができて緩やかに地形が変わっていくのと同じように、地球の営みの一部という気がしてきます。前場の謡がきれ…