・日本の食糧難に乗じたアメリカの小麦戦略・『毎日食べたい 5倍麹みそ』松田敦子 ・『誰でもできる手づくり味噌』永田十蔵 第二次世界大戦後、日本の食生活は欧米化しました。それを「アメリカによる胃袋の侵略だ」という人までいます。それほど急激な変化だったということです。 1953年のこと、当時、小麦は世界的に大豊作でした。アメリカでも価格が大暴落し、余剰農産物の倉庫代だけで、日に何億円もの経費がかかるような状況だったといいます。一刻も早く売りさばかねばという状況下で、その販売先となったのが、戦後の食糧難に陥っていた日本だったというわけです。54年、アイゼンハワー大統領はPL480法案(農業貿易促進援…