<テーマ> 天智王権の復活 <日時> 2024年(令和6年)5月12日(日)午後1時~4時 <会場> 埼玉県立歴史と民俗の博物館 講堂 <最初に> 「友の会」の斉藤亨さんが今回の講演内容に対する感想を述べられた。 奈良時代は理解するのが大変難しい時代であると考えているが、まず『万葉集』がこの時代のメッセンジャーとしてあるのではないか。例えば、有名な持統天皇の28番歌「春過ぎて夏来たるらし白たえの衣干したり天の香具山」についても、言葉通りに解釈する以外に、「白たえの衣」は喪服を意味しているという解釈もあるようだ。喪服の色は、今は黒と決まっているが時代によって変わってきたようで、昭和初期まで白い喪…