〈学級〉の歴史学
(読書)
【がっきゅうのれきしがく】
『<学級>の歴史学――自明視された空間を疑う』
柳治男(やなぎ・はるお)の著作。2005年3月、講談社選書メチエ。
ISBN:4062583259
理想論・タテマエ論への違和感の根源――
「学級」という幻想!
我々はどうして席に座って教師の話を聞いていたのか?
それは教育の普遍的システムなのか?
<崩壊>という事態は何なのか?
近代の発明品<学級>の歴史性と限界を暴き、自明視された空間で暮らす子どもと教師を救済する!
初版の帯および裏表紙の紹介文を引用
もくじ
- 第1章 「学級」を疑う
- 第2章 「クラス」の誕生と分業される教師
- 第3章 義務教育制度の実現
- 第4章 学校組織の矛盾
- 第5章 日本の学校はいかに機能したか
- 第6章 学校病理の解明
- 終章 変わる学級制――共同体幻想からの脱却