おまえさん、さっき死にたいといっていたね。ばかなことをいうもんじゃないよ。世の中はじまって以来、死ぬといって死んだ人はいないんだから。(井上ひさし) 一条真也です。言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、日本の小説家、劇作家、放送作家である井上ひさし(1934年~2010年)の言葉です。彼は、放送作家を経て作家になりました。主な著書に『四千万歩の男』『吉里吉里人』『ドン松五郎の生活』『四十一番の少年』など多数。 戯作者銘々伝 (光文社時代小説文庫) 作者:ひさし, 井上 光文社 Amazon この言葉は、『戯作者銘々伝』に出てくる言葉です。昭和を代表する作家である井上ひさしは、…