一条真也です。日本映画「峠 最後のサムライ」をシネプレックス小倉で観ました。累計発行部数386万部超の司馬遼太郎の小説『峠』初の映画化です。コロナ禍によって何度も公開が延期された作品ですが、残念ながら映画は原作の良さがまったく出ていない駄作でした。主人公の河井継之助は、陽明学者として「志」についての素晴らしい思想の持ち主でした。もっと、そのへんを描いてほしかったです。 ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「『蜩ノ記』などの小泉堯史が司馬遼太郎の『峠』を映画化した時代劇。越後長岡藩の筆頭家老である主人公が激動の時代を生きた姿を、スクリーンに焼き付ける。主人公を数々の主演作を誇る役所広司…