はてさて困ったものだ。 最近、私が勤める会社の人事異動があり、パワハラ気質の上司がやって来てしまった。高圧的で労働環境を悪くするが、一部お気に入りからはカルト的人気があり、数字も出している――つまるところギリギリのラインを攻める人物であり、明確な被害が出るまでは誰も手を付けることが出来ない。そういう暴走機関車のような人物のもとで働くことになってしまった。就労意欲の低減が骨無に沁みる毎日である。 そんな中、書店をぶらついていて本書に行きあった。是が非でも買わなければならないと、私の本能が叫んでいた。本当のところを言えば、私は本書を読んで、その上司の欠点に論理的な根拠を添えようとしていたのだろう。…