七夕の日、『小暑』の候は始まる 7月7日。中国の古典では「天帝の怒りをかってしまった織姫と牽牛が一年に一度だけ天の川で出会うことを許された日」とされている七夕の日がやってきた。日本では願いを書いた短冊を笹の葉に結んで天に祀る『笹の節句』(星祭り)として親しまれている。 そんな「悲恋でさえ叶う日」と伝えられてきた今日は『小暑』が始まる日でもある。 二十四節気で『小暑』は梅雨明けが近づき、本格的な暑さを感じ始める頃で、江戸時代に著された『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。また、この日から立秋の前日までが「暑中」とされている。 『小暑』の候ではあるが、今年に限っては「暑中」のほう…