今回は、2011年出版の『「気」の身心一元論』(静岡学術出版)の はじめに を紹介します。 題に「野口晴哉生誕百年」とありますが、この年の5月、私は先生に愉気をした時に、これまでにない異常を感じました。先生にそのことをお伝えすると、「そうか…」と、やっぱりなという感じでした。先生も気づいていたのです。 今回は、『「気」の身心一元論』がどのように加筆されたかを垣間見ていただくため、全文を掲載し、次回から、『野口整体と科学』のはじめに を紹介していきます。 はじめに― 野口晴哉生誕百年 身体性に回帰する時代に贈る 野口整体 気・自然健康保持会 主宰 金井 省蒼 2004年6月、『病むことは力』(春…