昨夜、スカパー!で放送していた「陽暉楼」を観ました。 大正元年冬、太田勝造と駆け落ちした豊竹呂鶴は追手の手にかかり死亡。 二十年後、二人の間に生まれた房子は、陽暉楼の芸妓・桃若として大変な 売れっ子になっていた。 陽暉楼の女将・お袖は、呂鶴と勝造を張り合った勝気な女だったが、呂鶴 の娘をあえて預り、高知一の芸妓に仕上げ、自分のあとを継がせるつもり でいる。 勝造は「芸妓紹介業」の看板を出し、今では“女衒の大勝”と呼ばれる存在 になっていた。 家には後添いのお峯と、実子で盲目の忠がいたが、最近、大阪に珠子とい う女を囲っている。 珠子は、勝造の心の中の呂鶴の影に悩み、自ら陽暉楼に身を売ろうとした…