星組『にぎたつの海に月出づ』の詩ちづる(左)と極美慎=宝塚バウホール(撮影・高部洋祐) 宝塚歌劇団星組スター・極美慎が主演を務める『にぎたつの海に月出づ』が24日、宝塚バウホールで初日を迎えた。 舞台は飛鳥時代。大和に留学生としてやってきた百済人の青年・智積(極美)が、後に斉明天皇となる大和の娘・寶皇女(詩ちづる)と出会い、運命に翻弄されながらも信念を持って愛を貫く姿を描き出す。一首の歌をモチーフに紡ぎ出す、歴史では語られなかった物語を、はかなくも美しい万葉の世界観とともに届ける。 22年『ベアタ・ベアトリクス』以来、2度目のバウホール公演主演となる極美。ロマンあふれる古代の和装に身を包み、胸…