一条真也です。『イエティ 雪男伝説を歩き明かす』ダニエル・C・テイラー著、森夏樹訳(青土社)を読みました。ライフワークとして幾年にもわたりヒマラヤを歩きまわった著者は、インドに生まれ、ネパールや中国に国立公園を作った活動家です。本書では、不思議な足跡の主としてのイエティ、信仰の対象としてのイエティ、環境運動のマスコットとしてのイエティ、すべてが丁寧な調査と経験から明らかになります。環境活動の冒険記にして、「雪男」本の最高傑作! 本書の帯 カバー表紙にはヒマラヤの写真が使われ、帯には「そうか、やっぱりそうだったのか。イエティ現象についてとても強い説得力を感じさせる作品だ。」という作家/極地旅行家…