人間というものは時の上にあるのだ。過去というものがあってわたしというものがあるのだ。過去が現存しているという事が又その人の未来を構成しているのだ。(西田幾多郎) 一条真也です。言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、日本を代表する哲学者である西田幾多郎(1870年~1945年)の言葉です。西田は石川県生まれで、京都大学教授、名誉教授。京都学派の創始者です。 善の研究 (1979年) (岩波文庫) 作者:西田 幾多郎 メディア: 文庫 西田は、日本人として初めて哲学を著したといわれています。彼の主著『善の研究』はわたしの愛読書の1つです。西田の周りには多くの死がありました。しかも…