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『学び合い』

(一般)
まなびあい

[観点]

『学び合い』とは「学校は人との関わりを通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の仲間であることを学ぶ場である」という学校観と、「子どもたちは有能である」という子ども観です。

詳細-西川純のメモ

[言葉]

二重かぎかっこ付き 学び合い

「学び合い」という言葉は、学校現場以外でも使われているし、学校現場でも昔から使われていた。しかしそこには授業方法としての「学び合い」が注目されていた。むしろ「教え合い」や「伝え合い」という側面で「学び合い」という言葉が使われていた。

よってそれらの使われ方と意味を別にするために『学び合い』(二重かぎかっこでくくる)という表記を上越教育大学西川純教授が提唱した。『学び合い』は、授業方法でも、学習方法でもない。教師が子どもたちに魅力的な授業目標を設定し、子どもたちが自由に学習方法を選べた場合に発生する現象である。むしろ「文化」とも言ってもよい。

文化を形成するためには、小手先の技術では不可能である。教師自身が本気で子どもの有能性(教師とほぼ同じという)を信じ、「子どもに任せれば大丈夫」という考えが、子どもたちに伝わってこそ文化が形成される。

よって、一般に使われる 学び合い という言葉は、方法を指しているのに対して、『学び合い』とした場合は、文化を指している。

[現象]

他者から学ぶということが、あちらこちらで有機的におこなわれている状況。

学校教育においては、子どもの能力を発揮する場を保障すれば、学習を初めとして、すべての活動において、発生する問題解決の現象。

教職員同士で学び合ったり、教職員が子どもと学び合ったりすることも当然発生する。

[違い]

他の学び合いとの違いについては以下の記事を参照。

西川純のメモ

[発生要因]

目標を提示し、方法は指定(介入)しないと発生する可能性が高くなる。

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