小説などに出てくる「座敷牢」の実際が知りたくて、明治大正時代の記録『精神病者私宅監置ノ實況及び其統計的觀察』を読んでみた【後編】になります。 読んで驚いた例、思ったことなどを書いて行きたいと思います。 butuyokuko.hatenablog.com 【驚く例①】 一家に2人も「被監置者」がいる例 【驚く例②】殺人者も私宅監置? ①「キツネ払い」の祈祷や民間療法 「墓場の死体の骨ぐすり」 ②認知症も精神病? ③患者も家族も悲惨 最後に(結局、座敷牢でどうなったのか?) 【驚く例①】 一家に2人も「被監置者」がいる例 あげられた例のうち、一家に複数の「被監置者」がいる例がありました。 父と息子…