「こころの図書館」の第2回目は、『孟子』上下巻、小林勝人訳注(岩波文庫)を紹介します。最初に同書をブログで紹介したのは東日本大震災の1年前となる2010年3月11日ですが、わたしは「今日は、朝からずっと『葬式は必要!』の原稿を書いています。なぜ、こんな本を書くのかというと、理由は簡単。わたしは、葬式は必要であると心の底から考えているからです。では、なぜ葬式が必要なのでしょうか?」と書きました。 葬儀というものの意義を説いた人に、孔子や孟子がいます。儒教の祖である孔子は、人間にとって最も親しい人間とは、その字のとおり「親」であると述べました。そして、その最も親しい親の葬儀をきちんとあげることこそ…