あいトピアの一本東側の路地から電車通り方面を眺めると、真正面に臨済寺が見える。自分の両親の墓があるお寺だ。びっくりしたのは道と山門そして本堂が一直線になっていることだ。この道はきっと臨済寺の昔の参道なのかもしれない。 東雲商店街の入口に、昔、宝屋と呼ばれていた本屋があった。お正月のお年玉を持っていつ店が始まるか何日間も我慢した思い出がある。結局3学期が始まってからやっと店が開いた。20大付録の少年月刊誌が欲しくて日参したのだ。電車通り沿いには松月堂という洋菓子屋があり、今も看板の文字は残っていたが、店はやっているんだろうか。 東雲通には市電の車庫があり、100mほど線路が引き込まれていた。市電…