はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と十 「アタマヤマ」 「しかし、その生活アタマ、いいね~。うんうんうん、いい、いいよ、生活アタマ、ホントにいい」 余ほど気に入ったのか、Aくん、生活アタマ、生活アタマ、と、ヤタラと連呼。 「そのお坊さんに、もう一度会うことがあったら宜しく言っておいてよ。できることならこの僕も、お会いしたいぐらいだ」 あの時のお坊さんか~。 なんとなく覚えては・・・、いや、だめだ、顔すら思い出せない。 「わかりました」、と、とりあえず。 どころか、どちらのお寺だったか、それさえも曖昧。 するとAくん、突然、「生活アタマ、ならぬ、アタマ生活。本人の思いとは裏腹に、ア…