698話 ラティルとヒュアツィンテの手紙のやりとりは、まだ続いています。 ◇拒絶◇ カリセン内部で、 アイニに対する処遇を決めることと 外国の皇帝の影響力の下で 処罰することとは全く違う。 アイニの件は、私の方で処理する。 これは我が国のことだから 手を出さないで欲しい。 ヒュアツィンテは、 ダークリーチャー部隊が 攻撃しようとしたのが タリウムであることを 知りませんでした。 この情報まで提供すれば、 なおさらカリセンは アイニの味方をすると思い、 ラティルはこの情報を 渡さなかったからでした。 その結果、ヒュアツィンテは このような返事を寄こしました。 ヒュアツィンテは、 私がカリセンの内…