こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『続(ぞく)巷説百物語』をご紹介。 『続巷説百物語』は江戸時代を舞台に、御行の又市率いる一味が公には出来ぬ厄介事の始末を金で請け負い、妖怪譚を利用した仕掛けで解決させていく妖怪小説のシリーズ【巷説百物語シリーズ】の第二作目。 シリーズ一作目の『巷説百物語』は一話完結型の連作もので、関係者や仕掛けられている側の様々な視点で事件の全体像が示され、最後の章で百介が又市たちから仕掛けの種明かしを聞くという構成になっていました。 ※詳しくはこちら↓ www.yofukasikanndann.pink この『続巷説百物語』も連作短編で六編収録なので、普通に前作か…