仏像にそこまで興味はありませんが、いとうせいこうの「ラップと小説」、みうらじゅんの「講義と思考本」が好きです。 見仏記は長らく積み本していて、今回2週間かけてちまちま、でもじっくり読みました。同じ”仏”を見ながらも全く別の思考をもつ二人の掛け合いが興味深かったので、レビューしていきます。 見仏記 (角川文庫) 作者:いとう せいこう,みうら じゅん KADOKAWA Amazon 見仏記はこんな本 まずは本の概要から。京都出身のみうらじゅん(以下みうらさん)は小学生の頃から仏像に魅せられ、スクラップブックに拝観チケットや感想の書き込みをまとめていました。それを嬉々として友人のいとうせいこう(以…