今日もまた、重苦しい朝を迎えた。 ベッドから起き上がるのがとても辛く、心と体がまるで鉛のように重い。 この感覚は、酷くなってから、もう5年以上も続いている。 うつ病と診断されたのはいつだっただろうか。 あの時はまさかこんなにも長く、この闇の中で生き続けることになるとは思わなかった。 朝はなんとかコーヒーを飲んだが、味がしない。食欲もなく、ただ飲むために飲んだだけ。 何かを楽しむという感覚が、いつからか消えてしまっている。 以前は、些細なことでも喜びを感じることができたのに、今では何をしても無意味に思える。好きだった音楽も、映画も、もう心に響かない。 日中は、外に出ようと思っても体が動かず、結局…