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うなぎパイ

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うなぎぱい

洋菓子。うなぎパウダー(ウナギの骨で取った出し汁を粉末にしたもの)をパイ生地に練りこんで焼いたお菓子。静岡県浜松市の名産品として全国で広く知られている。
gooランキング「好きな全国の名物土産ランキング」では、白い恋人、長崎カステラにつづき3位の人気となっている。“夜のお菓子”というキャッチフレーズで有名。
イギリス南部の郷土料理に、パイ生地にウナギのぶつ切りを入れて焼き上げた「鰻のパイ (eel pie) 」があるが、直接的な関係はない。

夜のお菓子エピソード

うなぎパイのキャッチフレーズ『夜のお菓子』は二代目社長の考案である。「一家だんらんのひとときを『うなぎパイ』で過ごしてほしい。」という願いを込めたネーミング。折りしも当時の浜松は高度経済成長で夜の繁華街が賑わっていた時代。このキャッチフレーズを目にした客の中には、精力増強のうなぎと結び付けてあらぬ解釈をしてしまった人も多かったという。結果的に当初の意図とは全く違った形で定着したうなぎパイのイメージを同社はあえて否定するつもりもなかったようであり、製品のパッケージデザインを変更する際に「いっそのこと『夜のお菓子』というフレーズにふさわしく、マムシドリンクの赤と黒と黄色に切り替えよう」と考えるなど、そのイメージを積極的に活用した販売戦略に出ようとした形跡も窺える。(現在のうなぎパイのパッケージは赤を基調としたデザインとなっている)なお、パイの原材料にはニンニクも入っている。

うなぎパイ姉妹品

「朝のお菓子『すっぽんの郷』」「昼のお菓子『しらすパイ』」「真夜中のお菓子『うなぎパイVSOP』」といった姉妹品があり、これら製品の詰め合わせが『うなぎパイ詰め合わせ フルタイム』という名称で販売。なお、うなぎパイVSOPは単独でも販売されており、値段はうなぎパイよりも高い。うなぎパイとの違いは「VSOP」からもわかるようにブランデーが入っている。

2億5000万円所得隠し

2010年10月26日、浜名湖銘菓「うなぎパイ」を製造する「うなぎパイ本舗」(浜松市中区)が名古屋国税局の調査を受け、2008年3月期までの3年間で約2億5千万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。重加算税を含めて約1億円を追徴課税された模様で、同社は修正申告をしている。
関係者によると、同社は製造したうなぎパイを、小売り販売を担当する同社の親会社「春華堂」(同)に値引きして売ったように見せかけたり、実態のない商標権使用料を支払ったようにみせかけたりしたという。同局は経費に実態がないとみて、所得隠しと認定したとみられる。
春華堂、うなぎパイ本舗は取材に対し、「決算期の途中で行った経理処理が税逃れと取られたようだが、そのような意図はない。見解の相違はあるが、指摘には従っている」と話している。
春華堂は1887年創業の老舗(しにせ)菓子店。「夜のお菓子」として知られる「うなぎパイ」は1961年に販売され、土産物として全国的に有名になった。うなぎパイの製造本数は現在、年間約8400万本。春華堂は他の和菓子なども製造しているが、グループの総売り上げの9割程度をうなぎパイが占めている。
うなぎパイ本舗は年間製造量が1千万本を超えた66年に製造部門の子会社として設立された。10年3月期の売上高は、春華堂が約58億円、うなぎパイ本舗が約41億円。
(asahi.comより一部引用)

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