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うみへび座

(サイエンス)
うみへびざ

[英] Hydra
うみへび座は、トレミーの48星座の1つ。
星座の中で最も領域が広く、全長が東西に102度にもおよぶ大星座である。その頭部は冬の星座に接し、尾は夏の星座に接している。頭の部分が東の空へ顔を見せはじめてから尾が出終わるまでに、6時間近くも要する。その頭から尾までの全景を一度に見わたすには、よいタイミングをとらえる必要があり、たとえば4月中旬なら22時ごろ、5月中旬なら20時ごろであれば、南の空の中央に横たわるうみへびの全身を見ることができる。
うみへび座には目をひくほどの明るい星はないが、その心臓の位置に輝く赤い2.0等星「アルファルド」は、「孤独なもの」という意味そのままのイメージで見えている。

恒星

全天で最も大きな星座であるにもかかわらず、α星以外は暗い星である。

  • α星:アルファルド、うみへび座で最も明るい恒星で、唯一の2等星

神話

英雄ヘルクレスの12の冒険談の2番目の仕事が、うみへび座になっているヒドラ退治であった。このヒドラを倒すためにアミモーネの沼へと出かけていったヘルクレス、力まかせにこん棒を振るい、ヒドラの9つの首を次々と打ち落としていった。ところが驚いたことに、1つの切り口からは2つの首が生えてくるというありさまで、いつまでたってもきりがなく、さすがのヘルクレスも困ってしまった。これを見たお供のイオラオスは、松明をつくり、ヘルクレスが打ち落とす首の切り口を次々に焼いていったのです。これで新しい首が生えてくるのを防ぐことができ、ヒドラは退治された。ちなみに、この時の戦いでヒドラの味方として現れ、ヘルクレスに踏みつぶされてしまったお化けガニが、かに座となっている。

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