禊橋を渡ると出だしの勾配は、この坂登るんかいなと思うくらい一瞬ためらってしまう。汗かきの私は、夏場になるとここまで来るまでに一汗かいて、滝本駅のベンチで水分補給したのち再び登り始めるのがいつものパターン。しかしこの時期は、体が温まり丁度いい感じでこの登りに立ち向かえるのでありがたい。 くねくねした急勾配の道を、慌てずにゆっくりと進む。最初に出て来る古の指導標 ろくろっ首(07:01) 「ろくろ」は、細長い首が、左右に曲がっている、若い女性のお化けである。この付近の坂は急で、左右に蛇行(だこう)している。まるでお化けの「ろくろ」の首のように、曲がりくねっていることから、いつしか付近を「ろくろっ首…