その昔、作家の赤瀬川原平さんが『老人力』という言葉を作った。”老人力”とは「物忘れが激しくなった」「目が悪くなった・耳が遠くなった」といった老化による衰えをマイナスと捉えず「老人力が付いた」というプラス思考へ転換する逆転の発想だ。「記憶のほうで老人力がついて、メモをするようになった。最近じゃメモしたことも忘れて大爆笑!」なんて言えるようになったら、確かに人生楽しいかもしれない。 そこからすると、僕は最近、だいぶ「おじさん力」がついてきたような気がする。嫁がそれをプラスに受け取っているかは不明だけど。 それは先月のこと、3年ぶりに会った知人から、「ああ、どうもお久しぶりです。あれ、〇〇さん、だい…