「はい、よくできました。」 と、教育係の方から お言葉をいただいて。 いりすは、ほっと一安心しています。 ここは、にゃにゃ-の浮き島。 いつも涼しい風の吹いている美しい浮き島。 その にゃにゃ-の浮き島のマノワールのお屋敷のなか。 お部屋の一室で。 いりすは、夏休みの宿題の絵を1枚と、自分で作ってみたお菓子を提出して、教育係の○○○○○から、笑顔での大きな二重丸をいただいたのでした。 「このお菓子、焚き火で作ったのですか」 「おいしいですね」 「妖精さんたちから?」 教育係の人が笑顔になっています。 そうして、 「とろぴかるな浮き島は、どうでしたか?」 と聞かれて、いりすの感想は止まらなくなり…