我が家には「おのくん」がいます。 東日本大震災の際、宮城県東松島市で被災され、仮設住宅で暮らしていたお母さんたちが作りはじめたぬいぐるみです。はじめは「私たちの住処である東松島に来てほしい」と願って作られていましたが、その後各種メディアで紹介され、今では復興のシンボルのような存在になっています。 おのくんを迎え入れたのは長男が生まれて1年も満たないころでした。子どもに寄り添う存在としてぬいぐるみをプレゼントしたいと思っていて、いろいろ探しましたがこれといって良いものが見つけられませんでした。それから産後はじめての帰省を前に、たまたま「おのくん」というぬいぐるみの存在を知り、うちに迎え入れるのが…