人の力でお化けの出そうな空間を作り出し、恐怖体験を楽しむ娯楽施設。また、単にお化けの出そうな建築物を指すこともある。日本の夏の風物詩。夏季に期間を限定して開場している施設も多い。
お化け屋敷の「お化け」は、幽霊・妖怪・化け物・ゾンビ等を総称しており、西洋/東洋の区切りや年代の区別はないようだ。
秋に行われる中学校や高校の文化祭の定番の催し物でもある。
恐怖を演出する方法は、映像・音響・照明・空調など多岐に渡り、幽霊や妖怪を演じる人間が、直接的に入場者を驚かす仕組みをとる施設も多い。
近年は、施設内を歩いて回るタイプ(ウォークスルー型)の他に、小型の乗り物に乗って施設内を移動するタイプ(ライド型)や、シアター形式の施設に着席し、スクリーンに映し出される3D映像や高音質の効果音で恐怖を煽るタイプ(シアター型)も増えている。
お化け屋敷の舞台は、一般的に幽霊出没の定番スポットと言われる墓地、病院、学校、マンション等の廃墟の設定が多い。
恐怖を感じることで体感温度は数度下がると言われていることから、暑さをしのぐ方法として認知されている。
非日常的な空間に身を置く事で、二人の間の新しい関係性や絆が生まれることが期待される。男性の「頼られたい」「接近したい」、女性の「か弱く見せたい」「かわいく思われたい」期待や欲望の渦巻く定番デートスポットでもある。
ウォークスルー型で歩行距離がかなり長いお化け屋敷が日本には2施設有り、ギネス・ワールド・レコーズに登録されている。