本は、楽天koboで読んでいます。 1冊読み終えると「次は、何を読もうか」と、探します。 皆さまのブログからだったり、本屋大賞からだったり。 これは、本屋大賞から、選びました。 仕事に行き詰まったり、自分の毎日の生活が、不平不満ばかりになったり、生き方がわからなくなった5人の人が、ふとしたきっかけで入った町の小さな図書館。 その司書さんが、自分が借り出したい本以外に、別に1冊を本を貸してくれます。その本に羊毛フェルトを一つ、付録としてつけて! 5人分の短編になっています。 おそらく、1日で読める本でしょう。 読み終えるのが、もったいなくて、毎日1編づつ、読んでゆきました。 5人の人の性別、年齢…
机の上に、漬け物石のような『ロッキード』が鎮座している。時間を取って読みたいのだけれど、いつになることやら・・・。 青山さんの新刊は、例によって、不思議な縁がつなぐ5つの物語。 「何をお探し?」 司書の小町さんがレファレンスしてくれるのは、本もだけれど、人生の探しもの。 少しずつ登場人物どうしが絡み合うのも、お約束。本作も、心がふわっとなりました。 お探し物は図書室まで 作者:美智子, 青山 発売日: 2020/11/11 メディア: 単行本 (こ)
最近は、寿命100年時代と言われていて、 昔々の昭和の時代だったら、おじいちゃんおばあちゃんと言われていた年齢でも、 今はものすごく若々しく元気だったりする。 例えば、昔の70代と、今の70代は、全然違うように思う。 時代の変化もあるけれど、 勤めている場所とか仕事によっても、またイメージが違う。 サラリーマンだと、40過ぎたらだいたい決着がついて、 50過ぎたらそろそろ終わりが見えて、55歳~59歳くらいで、出世頭的な人以外は職位をはく奪され、新入社員並みの給与に毛が生えたような給与になり、定年まで在籍する。 その後は、低い給与で再雇用される。そして65歳~70歳くらいで終わり。みたいな。 …
あけましておめでとうございます。今年のお正月は読書にあてようと思っていましたが、なかなか思うようにいかず。思い立って、2023年のまとめをしておきます。昨年読んで良かった小説のベスト5をアップしておきますね。昨年は、辻村深月さん、青山美智子さん、を初めて読みました。こういう本を読むことが、新鮮な読書経験であり、さらには自分の内面を確認することにも繋がるなぁと思い、読書の凄みに身の引き締まる気がしました。本の中には答えがあります。それは、自分の中で探せなかった答えでもあります。本を読んでいると「あ!あった!」と声を出して叫びたくなるくらいの感動をもらえることも多いです。喜怒哀楽をソースに、感情表…
よく読書家(読書好き)になるには幼少の頃から本を読んでいないといけないといったようなお話を耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。 私は「幼少のころから本を与えられて生活してきたか?」と聞かれると「そんなことはない」ですし、だからといって「あなたは読書家か?」と聞かれるとこれまた「そんなことはない」となるわけです。本は読みますけれど、読書家かと聞かれるとそこまで読んでいないというのが個人的な感覚です。 ただ数が少なかったからこそ、幼少のころに読んだ葉祥明さんの絵本や、童話はタイトルこそ覚えていなくとも内容はなんとなく覚えています。量を読むようになった図書館司書時代以降の方が最近だという…
本屋さんのオススメは本をチョイスする上で一つの目安にしています。絶対基準ではないけれど「読みやすい」と言う点では頷ける物も沢山あるど思うので。本作は2021年本屋大賞2位受賞。単行本になったので読んでみました。 「お探し物は図書館まで」 青山美智子 著 この著者は2作目で前回も本屋大賞2位。ちなみにAudibleで耳読しました。 minonoblog.hatenablog.com 街の小さな図書館。仕事や人生に悩みを抱える5人がそれぞれに訪ねていくが、本のリファレンスを依頼しようとすると、現れるのは大きな背中を丸めて毛糸にぷすぷすと針を刺している小町さんという司書さん。「何かお探し?」無愛想だ…