「お盆」は、正式には、 「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。 サンスクリット語の「ウランバーナ」に 漢字を当てたものです。 「ウランバーナ」は 「倒懸」(とうけん)を意味します。 「倒懸」は”逆さまに吊るす”という意味で、 逆さ吊りになって苦しい状態にたとえたもの。 「倒懸」とは、仏教において、 生前中に悪行を為した人間が 行くと言われている三つの転生先 「三悪趣」(地獄界・餓鬼界・畜生界)で、 亡者の苦しみが、生きた人間が逆さ吊りに されるくらいに辛いものであることを表す 言葉です。 仏教の開祖・お釈迦様に、 目連(もくれん/マウドガリヤーヤナ/モッガラーナ)というお弟子さんがいました。 …