隣町でのあいさつ回りを終えたのが昼過ぎ。 ダメもとで先輩のOKMTさんに電話をすると、 14時以降は予定がないのでコーヒーでもと言って下さったので、 近くのカフェで待ち合わせ。 少し早めに店内に入るとOKMTさんがすでにおり、 「ヒマで困ってるんだ」と笑った。 町や仕事のことをはじめ、 映画やスポーツなどについて話したが、 その中でも特にOKMTさんが興味を示したのが、 小説『三体』についてだった。 「SFものって好きだったっけ?」 「小説のジャンルとしてはほぼ読まないんですけど、 中国人作家の作品を読んだことが無かったし、 ネトフリのドラマもかなり高評価らしいので」 「で、どうよ?」 「さす…