急に、海を見たくなった。 実家にさようならして車で20ほど、和間の海岸に到着。 小学生時代、お見知り遠足お決まりの場所。 一番の楽しみは宝探し、先生たちが前もって掘った穴に番号を書いた紙を埋める。 合図で一斉に砂浜へ、探しあてたら何かしら景品。 鉛筆やノートだったかな、もう遠い記憶のかなた。 松林を吹き抜ける風の音が・・・心地いい。 海へ続く突堤、何処までも広がる和間の干潟。 潮干狩りが終われば、訪れる人もいない。 アオサと一緒に打ちあげられた水クラゲ、波で転がされなすがまま。 雲の切れ間から陽がさす海に、ポツンと浮かぶ小さな漁船。 その向こうに見える豊後高田の町、心のふるさと。