2005年にコールデコット賞オナー賞を受賞した作品です。 時代背景は第二次世界大戦か、戦時中のお話。 アフリカ系アメリカ人の男性たちは、皆兵隊として出征していて、 エイダ・ルースの母は、出稼ぎにシカゴへ一人旅立とうとしている。 母が旅行鞄によそ行きのワンピースなどを詰め荷造りする中、 少女は涙が出そうになるのを必死でこらえる。 母は雨よりも、雪よりもあなたのことが大好きよと、今まで何100回とやりとりし、 大好きな背中を送る。 祖母と二人だけで迎える冬がやってきた。 小さな野良猫がやってきて、うちには猫を飼う余裕などないけれど、 祖母はミルクを猫に差し出した。 母へ何度も手紙を書くも、返事はい…