地域の健康を支え、気軽に相談できる「かかりつけ薬局」。それは、多くの人々にとって心強い存在です。今回分析する株式会社京寿薬品は、まさにその理念を掲げ、京都府京田辺市を中心に地域密着型の調剤薬局を展開してきました。 しかし、その決算公告が示したのは、極めて異例な経営状況でした。貸借対照表には、総資産を2億円近く上回る負債を抱える「債務超過」という深刻な過去の苦闘が刻まれています。その一方で、損益計算書には3,300万円の当期純利益という、力強い回復を示す数字が記されていました。この財務上の矛盾は何を意味するのか。老舗薬局が挑む、壮絶な事業再生のリアルに迫ります。 20250331_28_京寿薬品…