高齢化社会は医療費の増大を伴います。だから厚労省は、日本の保険制度を維持するためにセルフメディケーションを推進しています。(規制緩和の圧力も加わっていますが) セルフメディケーションによって医療費の増大がどの程度軽減できるか私にはわかりません。ただコストだけでなく医療を資源とみた場合、医師などの労働環境は間違いなく改善に向かうと思います。 例えば、市長選などがあると必ずと言えるほど「小児の医療費を無料にする」という公約が出ます。当選すれば無料になり、小児科医は多忙を極め、ついには疲弊して倒れるなど、小児医療の破綻の原因になっています。 小児科を例にしましたが、似たようなことは他の科でも起きてい…